セッション一覧 

Session ① <使用言語:日本語>
国際化は誰のために、何のために進めるのか?
―国際化評価指標から考える―

発表者
渡部由紀 東北大学グローバルラーニングセンター 准教授
太田浩 一橋大学全学共通教育センター 教授
概要
高等教育市場のグローバル化が進み、大学にとって国際化は今や周辺的な活動ではなく、大学改革の一重要課題となった。
国際化に取り組むことが大学の質の向上につながり、更には国際的な大学として認知されることで大学に付加価値が付くとも考えられるようになっている。大学国際化とその評価に関する研究は欧米を中心に展開されてきたが、近年アジア地域に焦点をあてた研究が活発になってきている。
本セッションでは、そのような日本及びアジアで開発されている大学国際化の評価指標について概観したうえで、大学はなぜ、また何を目的に国際化を推進するのか、そして、国際化をどう評価すべきかについて議論したい。

Session ② <使用言語:英語>
Career Readiness and Global Internships
Developing strong professional and leadership skills

発表者
Federico LING (Vice President, International Strategic Partnerships)
Jung Ran LIM (Managing Director Federal and Customized Initiatives (To be confirmed))
Peter J. STEPHENS (Senior International Specialist (To be confirmed))
概要
Recognizing the current needs and the skills gap in the world labor force, creating global internships and career readiness programs build a cutting-edge forum for students from around the world to gain the skills, experience and expertise they need to succeed in a competitive international labor market.
In today’s world, students and young leaders demand answers to develop an understanding of the global and executive competencies that are essential to succeed in the workforce and recognize the correlation between those competencies and upward career mobility. Young professionals need to incorporate the skills and tools learned through interactive workshops and hands-on training in a real-world environment, particularly at their internships, and comprehend how they impact their work performance.
Colleges, universities and higher education institutions need to provide the right tools and guidance to build a strong Career Strategy Plan to direct their students’ career trajectory.Organizations, higher education institutions and universities must follow and practice ethical standards that put the customer and the partners first, understanding local and regional demographics and partnering with like-minded businesses to assess how to create a pipeline between universities and employment to allow them to focus on career building matches between university majors and degrees and skill sets employers want in the labor market.Current trends demand faculty leaders to enhance, sharpen and direct specific pre-professional training tailored to each student’s needs and career aspirations.Institutions understand that in order to be competitive and to attract top students, they need to provide a career pipeline and professional development opportunities (global skillset).
Identifying economic and employment hubs and creating partnerships with growth companies, will allow students to access the workforce within such clusters. Companies need smart, talented human resource capital and students need practical experience.

Session ③ <使用言語:英語>
Ensuring Diversity: Best Practices of Education Abroad Consortia

発表者
John LUCAS (President and CEO International Student Exchange Programs (ISEP))
Angie LEE (Hanyang University)
Shingo ASHIZAWA (Professor, Faculty of Global and Regional Studies Toyo University)
概要
Multilateral student exchange has expanded over the last three decades through the creation of consortia and networks comprised primarily of universities. Based on a case study of UMAP (University Mobility in Asia and the Pacific) and ISEP (International Student Exchange Programs), participants will explore the ways in which the multilateral student exchange models can advance the objectives of diversity and experiential learning. Participants will also discuss consortia which allow members to pool resources, to overcome barriers of access and increase the diversity of stakeholders involved in mobility.
There are various types of consortia, such as regional university networks, academic discipline-based consortia, closed membership organizations, and open membership consortia. Unique characteristics and structure of each will be highlighted. Most consortia are based on a reciprocal exchange model and the principle of resource-sharing.
While some consortia target to certain geographic regions, academic areas, level of study, scholarships or government sponsorship, others are more comprehensive with an open membership policy.
Presenters will illustrate how university networks are beneficial for the particular types of universities as well as the unique role that the Secretariat can play. For example, while UMAP is supported by a number of governments in Asian countries, ISEP is an independent non-profit organization in the U.S. Each consortium has strengths in different areas.
Therefore, their roles complement one other for certain types of universities and post-secondary institutions. Presenters will offer suggestions for selecting consortia or creating new consortia based on the specific needs and strategic plans of the institution.
Participants will discuss which criteria are essential for their university to help them select right kinds of membership organizations for them.

Session ④ <使用言語:日本語>
大学とパートナー団体との“外部連携”の可能性について

発表者
高橋清隆 東洋大学国際部 部長
藤本実千代 米国非営利教育財団 SAFスタディ・アブロード・ファウンデーション日本事務局 マネージャー
平出暁美 一般社団法人CIEE国際教育交換協議会 教育部門 エデュケーションコンサルタント
渥美修一郎 株式会社アチーブゴール代表取締役
概要
「大学が行う海外研修や留学業務は、全て大学の教職員がやるべきだとは思っているが・・・。」「トップからは派遣の数字を伸ばして欲しいと言われているが、このマンパワーではとても出来ない。」「何かあった時の危機管理体制は大丈夫だろうか。」「業務負担を減らし、他にも力を注ぎたい。」等々、国際交流担当者の悩みはたえない。マンパワーが不足する中で、どうすれば質を保証しながら、業務の多様化に対応できるのか?大学が学生に提供すべき国際教育事業において、質を保証しながら外部機関に業務を委託することは可能か?外部機関はどのように専門性を発揮し、大学との信頼関係を形成していくことができるのか?それに問題は生じないのか?
このセッションでは国際教育交流・国際化推進を専門に行っている外部団体と、そうした団体の大学との連携事例を紹介するとともに、そこから見えてくる可能性、問題点について意見交換を行う。業務をアウトソースするにあたって、専門性を持つ機関をどのように選ぶのかも、重要なプロセスである。参加者は、業務を通じた実践的な課題について相互に意見交換をおこなう。
また、好事例(Good Practice)などの知見を広げるとともに、外部機関と大学の連携において想定される展望と課題についてディスカッションを深める。

Session ⑤ <使用言語:日本語>
国際寮の拡充に向けた協働体制づくり その可能性とチャレンジ

発表者
阿部仁 一橋大学 国際教育交流センター長 准教授
植松希世子 横浜国立大学 国際推進機構 特任助教
概要
大学の国際化が進められている中、学生寮を国際化推進の一環として運用する在り方が注目されている。
この取り組みの中には例えば①派遣留学と国際寮との有機的なリンケージ、②日本人学生と留学生寮生の交流促進、③グローバルなリーダーシップの育成を支援する学生スタッフ制度などがある。
とはいえ、国際学生寮化を目指す学寮関係者からは寮の運営に関して様々な戸惑いの声も聞こえる。
例えば、教員からは「学生寮が大学生のグローバル人材形成を促進する場であるのはわかるが、日常的な生活空間に関わりのない教員が教育的領域に踏み込んで関わりを持つことは難しい」との意見がある。職員からは「留学生と日本人学生の担当部署が分かれているため、組織として寮生交流を支援する体制ができていない」といった問題が指摘される。また、寮に住む学生からは「大学が事前の協議や討論会もなしに、勝手に制度を変更(例:寮の混住化など)することは許せない」等様々な声が上がっている。日本の大学における国際寮の在り方について、それぞれの大学の状況や課題にあわせた戦略を立てていく必要がある。
本セッションでは、①学生寮を現場指導する体制のあり方、②国際交流を寮内で推進するための大学支援組織のあり方、③学生寮の管理主体としての大学および寮生の役割分担といった国際学生寮の実現に向けた課題について、職員、教員、学生の視点から意見交換を行い、三者が有機的にコラボレーションすることの有効性について考えたい。

Session ⑥ <使用言語:日本語>
オンラインと対面を融合させたハイブリッド型国際教育交流~NU-COILの取り組み~

発表者
藤掛千絵 南山大学 国際センター特別任用講師
西尾知恵 ノースジョージア大学 助教授
山岸敬和 南山大学 経営学部講師
トーマス・ビーリ 南山大学 国際教養学部教授
概要
グローバル人材を育てるには、大学でどのような取り組みが必要だろうか?交換留学や短期留学プログラム等で学生たちが海外へ出ていく機会を与えるのもひとつだろう。留学は現地に行ってから始まるという常識をNU-COILの取り組みが変えようとしている。
NU-COIL(Nanzan University-Collaborative Online International Learning)の取り組みとは、留学を検討している学生や留学を終えた学生たちが留学先の大学の学生とオンラインツールを使って交流をすることであり、そのような交流の形は各授業の趣旨や教員のねらい、留学プログラムの形態によって多種多様に展開されていく。授業の形はテクノロジーによって変容し、世界のキャンパスと繋がりあうことで異文化の摩擦から新たな価値観を生み出す。海外の教室とコラボレーションするにはどのような方法やツールがあるのか。またどのような効果を生み、どのような難しさとそれに対する解決策があるのか。
このセッションでは、アメリカのノースジョージア大学への短期留学プログラムに先立ち行ったオンライン交流の事例を紹介するとともに、COIL型教育と各種留学プログラムとの連携がもたらす効果や、実施する上での配慮、工夫、学生からのコメントなどについて幅広く議論する。参加者は、自身の所属機関における留学プログラム等への応用可能性について参加者同士による意見交換を行う。

Session ⑦ <使用言語:日本語>
TOEFL iBT®とIELTSの受験アドバイスについて
-語学要件をクリアさせるための取り組み事例-

発表者
村山かなえ 立命館大学 国際教育推進機構、OIC国際教育センター 国際教育担当嘱託講師
平慶彦 公益財団法人 日本英語検定協会 教育事業部 大阪事務所長
概要
TOEFL ITPを交換留学のスコアとして認めない海外の大学が年々増えてくるなど、学生にとって語学要件のハードルが毎年上がっている。さらに語学試験の種類も多数存在するようになり、学生の英語力の把握や的確なアドバイスが難しくなってきている。これに伴い「語学要件をクリアさせるために大学としてどのような取り組みや仕掛けづくりをしているのか知りたい」、「学生向けのTOEFLやIELTSの受験時の指導方法や効果的なアドバイスを知りたい」、「様々な英語試験がありその種類や目的、試験間のスコアの比較などをきちんと把握しておきたい」等々の声が教職員から上がってくることが多くなった。
本セッションでは実際に学生にアドバイスをする上で必要な各種語学試験情報の交通整理(種類、目的、形式、スコア等)をした上で、留学に必要なTOEFLとIELTSの指導におけるポイントやアドバイス方法をご紹介する。さらに大学としての学生への動機づけへの取り組みや仕掛けづくりの事例を共有し、そこから見えてくる課題などについて意見交換を行う。

 

Session ⑧ <使用言語:日本語>

留学プログラムの学習効果測定 – BEVI-jを用いた留学プログラムの質保証・PDCA –

発表者
西谷元 広島大学 社会科学研究科教授副理事(SGU) グローバル化推進室室長
クレッグ・シーリー ジェームスマディソン大学 大学院心理学教授、IBVI代表
概要
海外留学プログラムの効果を検証するために、多くの大学では事後アンケートを用いて、主として定性的なプログラム効果測定を行ってきた。しかし、「留学であなたは変わりましたか」といった質問を留学経験者にすることで、はたして海外学習プログラムの評価ができるだろうか?本セッションは「留学プログラムによる変化を客観的に可視化できな
いのか」という問題意識に応えるため、評価ツールや手法を紹介していく。
近年、政策決定においては、「データに基づく検証」の重要性が強調され(EBPM)、教育機関においても、客観的データを活用した教育プログラムの評価が重要視されてきた。JASSOの「海外留学奨学金 – 海外留学支援制度」においても、参加学生の派遣前・派遣後の効果測定や意識の変化、参加学生・不参加学生の比較調査を求めるなど、データに基づ
いた評価が求められている。
本セッションでは、各種の評価ツール紹介するとともに、北米で広く利用されているBEVI(the Beliefs, Events, and Values Inventory)という心理テストによる日本人学生の具体的データを利用し、留学プログラムが学生の行動特性にどのような変化をもたらしたのかを明らかにする。また、効果的なプログラム開発に必要な要素、評価の計画、結果の利用方法等を紹介し、留学プログラムに関わる課題について意見交換を行う。

 

Session ⑨ <使用言語:英語>

The Changing Paradigm of International Education Outcomes Assessment

発表者
Darla DEARDORFF (AIEA/ Duke U.)
概要
Assessing learning outcomes of international education involves much more than a pre-post assessment tool.  In fact, the assessment paradigm is changing.  Join in this interactive session to explore this changing paradigm and then develop an action plan for applying key assessment principles to your own context.  Participants are encouraged to bring examples of syllabi, program design, or assessments with them to the session.

Session ⑩ <使用言語:英語>

The Changing Paradigm of International Education Outcomes Assessment

発表者
 Darla DEARDORFF (AIEA/ Duke U.)
概要
What are some concrete ways to develop and practice intercultural competence?  This highly interactive session introduces a UNESCO methodology for developing intercultural competence which has been successfully piloted in all five UNESCO regions around the world. In addition, several other tools will be highlighted.  Come prepared to join with colleagues in practicing key intercultural competence skills such as listening for understanding.

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