研究成果

グローバル人材育成と留学の長期的なインパクトに関する調査

科学研究費補助金(基盤研究(A)課題番号 25245078)
研究代表者:明治大学国際日本学部 教授 横田雅弘

今や全世界の留学生数は450万人に達し、高等教育の質保証をめぐる議論を背景に、グローバル社会で活躍しうる人材が求められおり、高等教育機関は学生の海外学習を促進し、多様かつ効果的な国際教育プログラムの開発が求められています。教育の質保証と学びの実質化をグローバル人材育成にどう結実させるかは、高等教育における喫緊の課題であると言えます。
このような世界的な動向に鑑み、日本におけるグローバル人材育成の課題と方向性を鮮明にするために海外留学をされた方々の大規模な回顧的追跡調査を行い、留学経験がその後のキャリア形成や人生にどのようなインパクトを及ぼしているかを明らかにしました。

調査の概要
海外留学経験者に対して、留学中の経験や苦労、留学によって向上した能力、留学終了後の就職やキャリアへの影響、価値観・行動の変化について調査を行いました。
また、比較対象として、留学非経験者に対して、国内の大学・大学院卒業(修了)後のキャリアについても調査を行いました。

■調査期間・対象者数
留学経験者調査
【期間】 2015年1~5月
【対象者数】 4,489件
留学非経験者調査
【期間】 2015年8~9月
【対象者数】 1,298件

■ 調査方法
インターネット調査
(調査関係者から声掛けのほか、調査会社のモニターにも協力をいただいた)
 
■ 対象者条件
留学経験者
・少なくとも小・中学校は主に日本で過ごし、高校卒業後に3か月以上の海外留学を経験した人
(ただし、卒業後も留学を経験していれば、高校在学中に海外留学を経験していてもよい)
・留学先の対象は、海外の高等学校、大学、大学院、職業・専門学校、語学学校
インターナショナルスクール・国際バカロレア、民間のダンススクールやプロスポーツの育成チーム
(専修学校等に属さないもの)、民間のビジネス研修機関は対象には含まない
・海外留学の目的が語学習得や学位取得などであり、単なるボランティアやワーキングホリデーは
含まない
 
留学非経験者
・国内の大学卒、もしくは大学院卒(修士・博士)
・日本に存在する企業に勤めている(日本に存在する外資系企業は可)、もしくは主婦・無職
・3か月以上の海外留学や海外在住経験がない、帰国子女ではない(3か月以内の海外旅行等は可)
・大学・大学院入学前の経験が以下の人
外国語運用能力をみにつけていなかった、家庭内で外国語を使用していなかった
国内のインターナショナルスクールに通ったことがない

■ 調査結果
サマリーレポートを、以下からダウンロードいただけます。

日本語: グローバル人材育成と留学の長期的なインパクトに関する調査(サマリー)

English: Survey of Global Personnel Development and Long-term Impact of Study Abroad